ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜七夕の由来とマナー ②〜

2019年6月10日

前回は、七夕の由来や織姫と彦星についてご紹介しました。
その他、七夕に関するものにはどのような由来やマナーがあるのでしょうか?

【五色の短冊の由来と意味】

「五色の短冊私が書いた~♪」と七夕の歌にもあるように、七夕と言われて真っ先に思い浮かぶのは、笹に飾られた色とりどりの短冊ではないでしょうか?そして、五色の短冊には色んな意味があります。

⚫五色の糸から五色の短冊へ
日本に七夕の風習が広がった時には、まだ短冊は飾られておらず、「五色の糸」が飾られていました。
その頃の七夕は、「裁縫の上達を願うお祭り」だったからです。織姫さまの「織」は、「機織りや裁縫の象徴」でもあったようです。
その後、五色の糸から布に変わり、江戸時代に入って七夕が一般に広まった頃、紙の短冊に変わって行きました。

⚫短冊になぜ願いごとを書くのか?
「裁縫の上達を願うお祭り」であった七夕が、その後裁縫だけではなく、和歌や書道などの上達を願うようになりました。
江戸時代の頃から短冊に願いごとを書いて笹に飾るようになりましたが、これは日本特有の風習のようです。

⚫五色の短冊それぞれの意味
短冊に使われる色は五色と決まっていて、赤青黄白黒の「五色の短冊」を笹に飾るのが正式です。この五色にはそれぞれ意味があり、この世の自然界全てを表現しています。

赤の短冊→火を表現「火」 感謝、健康を願う
青(緑)の短冊→自然の緑を表現「木」 思いやり、人間力を高める
黄の短冊→大地を表現「土」 人間関係、友人知人を大切にする
白の短冊→地中に埋まっている金属を表現「金」 規則や義務を守る
黒(紫)の短冊→生命を育てることを表現「水」 学業にはげむ、学業成就

現在では黒と紫は近い色と考えられ、黒の短冊の代わりに「紫」がよく使われています。黒はお祝い事に向かない色なので、高貴な方が使う色である紫が使われるようになったようです。

【短冊を笹に飾る意味】

日本では、笹は昔から神聖なものとして大切に扱われ、生命力にあふれ真っ直ぐに伸びる笹や竹は、天上と地上を結ぶと信じられてきました。また、殺菌力のある強い笹の葉には厄除けの力があると言われており、笹で体を清めたり厄払いの儀式にも使われました。このようなことから、短冊を笹に飾るようになったと言われています。

【七夕に食べる料理】

七夕には、天の川をイメージしたそうめんを食べるのが風習で、「七夕にそうめんを食べると病気にかからない」とも言われていたようです。そうめんの他には、ちらし寿司や茶碗蒸しを食べる家庭が多かったそうです。

【最後に…】

いかがでしたでしょうか?
七夕はとても歴史が深く、伝統的なお祝い行事でした。
夏を感じ始める七夕の時期に、願いごとに合わせて短冊の色を選び、夜空を見上げながら星に祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。

 

 

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