風呂敷の歴史を知っていますか?

2018年1月17日

 

風呂敷を使ったことはありますか?風呂敷は遥か昔から日本で使い続けられている大変便利な代物。風呂敷自体は知っているけど、使ったことのない人も多いかもしれません。今回はそんな風呂敷の歴史をご紹介します。

 

【風呂敷が始まったのは縄文時代】

風呂敷の原型となるものが生まれたのは、なんと縄文時代。ここで言う風呂敷が生まれたタイミングとは、布のようなものが使われるようになった時、と言えます。そんな昔から、布を使って生活が営まれていたとは興味深いですね。

 

【風呂敷のような用途で使われ始めたのはいつ?】

先ほどのような単に布を使用していたと言うことではなく、現在と同じような使い方をされ始めたのは、奈良時代だと言われています。しかし、まだ当時は「●●●包」というように、包むものによって呼び方が違ったそうです。

 

【最古の風呂敷とは?】

正倉院の宝物庫に、宝物を包むものとして発見されたものが最古の風呂敷であると考えられています。また当時の書物には、その風呂敷のようなものを「包」と記載していたようです。他にも平安時代に、「倭名類聚抄」という文献の中でも記されています。そこでは衣類を包む「古路毛都々美」、と記されていました。

 

【風呂場で風呂敷が使われたのは室町時代】

薬草などを燻した上にすのこを敷いた、今でいうサウナのようなものをお風呂と呼んでいた室町時代。すのこに直接座ると熱いため、そこに布を敷いて座り、それに汗を吸わせていたそうです。これが風呂敷の由来ではないかと言われています。

他の由来としては、足利家三代将軍・義満が、京都に風呂場を設けて全国の大名たちをもてなした際、大名達が風呂場で脱いだ着物を間違わないように、自分の家紋の入った布に衣類を包んでいた、というものがあるようです。

 

【一般庶民が風呂敷を使うようになった江戸時代】

大名たちも室町時代のように、衣服や小物の取り違えをしないよう、家紋や屋号の入った風呂敷を使用していましたし、一般庶民には銭湯文化が一気に広まった江戸時代。着替えやお風呂道具を布(風呂敷)で包んで、銭湯に出かけました。

商業が発展すると、お風呂だけでなく、商人が商品を包んで運んだり、庶民が自分の荷物を包んで旅行などに出かけたりするときにも、風呂敷を使うようになっていきました。

 

【近代、現代における風呂敷】

明治時代に西洋文化が広がったことで風呂敷は出番が減り、昭和40年代に紙袋が登場したことで一気に需要がなくなってしまいました。

しかし現代、エコブームの到来によってエコグッズの一つとして注目浴びることになりました。インバウンド市場の盛り上がりもあり、海外からも評価されているようですよ。